ミャンマー人といったら、情報や物がなくても、器用だったり、賢かったりすることから、洋服作りも「大体」でなんとなく作ってしまう。
パターンの存在を伝え、その通りに作ることを何度教えても、きよぅ~に、だいた~ぃにやってしまう。みんな、家に持ち帰って作るので、各々にパターンをコピーして持ち帰って作品を作ってくる。
あれ~なんかサイズがいろいろ違っておかしいなぁ、と思って「全員、自分のパターンもって集合!」とやると、ありゃりゃ、なんじゃこりゃ?というパターンに変身している。
伝達ゲームならぬ、パターン写しを次々やっているうちに何センチも変わっていたり、変形してしまっている。しかし、サイズは異なれど、なんとなく同じような形になっているのがすごいところ。
更にすごいのは、パターンを見ると長さが全く違うのに、出来上がりはちゃーんと合っているところ。彼女たちらしいところを自然にそのままにしておきたい気持ち半分、いやいや、関心していては訓練になりませんから!と、ビシビシやるしかない。