あるきっかけで、2000年から日本と東南アジアの往復が始まり、地元の人々の自立を応援することに…。NPOの協力を得ながら、ミャンマー人と生活を共にし、互いの得意技&共通点を発見しつつ、無くさないで欲しい現地の人々の心意気と生活文化、あつ~い東南アジアの様子をつづる手作り記。話題が一国だけで留まなくなってきたためリニューアルしました。

プノンペンで爆発??!

今日は、なんだか外が賑やか。ゴーン、ボーン、というような
鈍く大きな音がマンションに響きわたってます。

今は、カンボジアのプノンペンに所用あって滞在中。
とある格安?高層マンションにいます。

建物の中央が、15階まで吹き抜けになっているため、
下の音は上に行くほど響く。今回は残念ながら?8階で、割と
うるさいんですなぁ。昨夜も隣の道端で、誕生日会が開催されており
爆音の音楽に夜中まで耐えておりました。

今日は、シアヌーク前国王が逝去されて1年、休日だし、これほど
前国王を愛するカンボジア人ですからさすがに爆音パーティーは
ないだろうと思いきや、大きな物音がうるさい。

夜になるとひどくなり、ベランダに様子を見に行った同行のミャンマー人
W君。どうやらその音は川向うの街中からしているようで、なんだか
街の様子が騒々しい。

「爆弾のようです。」と、真剣な顔をしてベランダからゆっくりと
戻ってきたW君。

へへええっつ??!
反対側のベランダから見に行ってみると、それは。。。


これ。














・・・あっ、あああ、花火です、それは。

ちょうど、W君が見に行ったベランダからは、花火自体は見えず、
ただ、街のほうから煙があがり、ピカピカ、ドンドンというもんだから。笑

「ミャンマーでは禁止です」。・・・うーん、そうだよね。
そのうち、楽しめるようになるかもね。

しかし、「爆弾です」と、やけに冷静で普通な感じで報告してくるあたり。。。
我々が、ほどほどに見慣れたものを、「ああ花火ね~」、というぐらいな感じで、
W君にとって、「ああ、爆弾ね~」、という感じなのかもしれない。

しばしベランダにくぎ付けで、華やかな花火を眺めていたW君でした。




最強ミャンマー口伝ネット

いくら携帯電話やネットが自由に使えても、携帯普及率が1割にも満たないし、固定電話は3%、ネットに至っては1%という現状。まだまだ有効な連絡手段とはいえず、ごく一部の金持ちと外国人のためものなのでしょうね。

ミャンマーの開発ニュースを聞くたびに、ほのかな期待はしてしまいますが、ミャンマーでお金持ちに友達がいない我々には縁遠い話です。日本で報道されるミャンマー関連ニュースの話題を提供しても、ミャンマー人は、へぇ~。・・・・・・。と会話は続かず笑っておしまい。「自分には関係ない」と思って耳を貸さない、という習慣がしっかり身についてます。

彼らのそれは、無関心なんじゃなくて、期待すればがっかりする、怒りや悲しみといった感情につながるから、嫌なことを言われても「自分には関係ない」、うらやましいことを聞いても「自分には関係ない」で、終わらせてしまうような感じです。ミャンマー人の感情消化の知恵でしょうなぁ。

そんな彼らが、「大いに関係あり!」とばかりに動いてくれる一つが、『口伝ネット』!です。村には、電話屋さんというものが存在し、電話のない人につないでくれる。早くて1時間内、広域をカバーする村なら1日か2日。ミャンマー人には姓、家族名がないのに、本人名でわからない時はお父さんの名前とその息子の●●とか、娘の▲▲、で通じるらしい。

電話屋さんのみならず、困って探しているいるような時には、あちこちの人が協力して探してくれるのであった。関係あったの?という人までが、自分事のようにつながっている様子はびっくり。電話もネットもない相手と、何の約束もしてなくても、連絡が着く、という最強口伝ネットがあるのでした。

更にびっくりなのは、「夢にでてきて電話屋の前で待ってた」とか、「お坊さんのところに行ったら伝言があった」とか…。そういう話もめずらしくないんですな。う~ん、パゴダの上の先がネットアンテナのように見えてきた…。


ロックミシンのご提供

ブログをご覧頂いている方より、家で眠っているロックミシンがあるけれど役立てられないか、とのご連絡を頂きました。

ブログはもちろん、ミャンマーのことや、アジアの事、不便な環境での手作り等に関心があり、ご縁ある方に情報提供できれば、と思い書いていますが、どこの者とも正体を明かさぬままのブログ主に御心ある御申出を頂き、本当に嬉しい限りです。

何度かやり取りをさせて頂いた後、8月にミャンマーにいた時に、発送をして下さったとのこと。私がちょうど足踏みミシンを1台買い足した頃でした。早速みんなにも伝えて、喜びを共有させて頂きました。発送して頂いたのは、ご縁ある広島県の里山にある活動拠点で、実際に頂いたロックミシンがアジアで活躍するのはいつの日のことか分かりませんが、なんとか今年中にカンボジアまで持参したいと考えています。

ロックミシンを送ってくださったY様!ありがとうございました。♪


ミャンマーを訪れた時に滞在する拠点には、ミシンが1台あります。他のミシンは全て、縫製チームのメンバーが自宅で内職ができるようにそれぞれの家に持ち帰らせています。新しい作品の見本を作ったり、縫製の指導を行う時、または急いで何か作る必要がある時のために置いている『電動ミシン!』です!

・・・が、動きませ~ん。このところニュースをにぎわしているミャンマーの経済発展は、きっと他の国の話にちがいない、と思うようにしております。停電、は、ありますよ。そりゃあ、カンボジアだって、スリランカだってあります。日本だって東京にいた時、計画ですけれど停電ありますもん。

しかし、電気はあれど、この電気の安定のなさは、どうしましょう。時に電灯がチカチカして、電球がないのかしら、と思いきや、全館の全電球が同じように、強くなったり弱くなったりをチカチカ繰り返すんですね。ミャンマー人は「ミャンマーのカラオケ屋です!」と言って笑ってますけれど。こんな薄暗い白い蛍光灯がチカチカするようなのがカラオケなの?と聞くと、「行ったことありませんけど」…。笑

あっそう、イメージね、イメージ。
そしてそのカラオケ屋さんのような電気の下、ミシンを踏んでも、ブゥウ~~~~ンと鈍い音をたてるだけで、一向に針が進みません。急いで今作らなきゃいけないのに~、もうすぐ出発だー!こうなりゃ仕方ない、電動の手動です。私は縫い係、一人が手伝ってミシンのはずみ車(ミシンの右についている針を送る時くるくる回すところ)を手で回しながら縫い上げたのでした。

んなもん!手で縫った方が早いじゃんか!と愚痴りたくなるところをおさえて、「これではすぐに作業できないから困るわねー。足踏みがやっぱりいいわよね~」と、心の中ではムキになって、ミシン屋に出発。・・・ところが、このところの車両増加でヤンゴンの道路はどうにもならない混雑ぶり。拠点から1時間かからなかったヤンゴンも、今では2時間以上かかります。陸橋ができたりしてますが、何の助けにもならないほどの混雑。町の中も人で混雑。卸屋さん街を抜けるのに、それまで5分とかからなかったのに30分もかかる。

おなじみのミシン屋さんも大盛況で人がいっぱいで中に入るのも汗だくです。やっとの思いでクラッシックスタイルの「Singerの足踏み!」をゲット。電動を足踏みに改造とか、足踏みにモーター付けてみた、といった改造版ではなく、元祖足踏み!です。台付で5年前は4~5000円で買えていたものが3倍以上の値段。戻った時は外はまっくら、薄暗いカラオケ電灯の下、パタパタと足踏みミシンを踏み、急ぎのサンプルを仕上げることができました。

これで次に戻ってくる数か月先まで、みんなの仕事ができる。頂いたロックミシンは、ひとまずカンボジアで活用させて頂いて、いつの日か、ミャンマーにもってきてダダダダーッと縫ってみたいものです。

※この様子は、あくまでも拠点内のできごとで、ミャンマー全域ではありません。立派に縫製工場を稼働させているところは沢山あると思います♪



そのお菓子、おかしーだろっ!

ミャンマーの街中の発展はめまぐるしく、
スーパーマーケットも数年前からあちこちにオープン。
ネピドーあたりでは、もはやスーパーではなく、
ショッピングモールとなって登場している。

まだまだ日本食品は少ないのだけれど、見つけると
「おっ、がんばてるなー、日本企業!」と応援したくもあり、
つとめて買うようにしてます。無理してでも。。。

ミャンマーのスタッフにも、どうせお菓子食べてもらうなら
日本のお菓子をぜひ!と思って。。。ね。

今はカンボジアですけれど、「我が家(センター)」の台所には
現地入手の日本食品やら、センターを訪問する日本人の方が
もってきてくださるお菓子やらが、時にてんこもりになるほど
置かれています。

今日もルームメイト(?)のW君が、きをきかせて台所から
ビスケットらしきものを持ってきてくれた。

これーー!   ↓  ↓  ↓

















なるほど、「大地の恵」とな~。

こーーいうお菓子は地元スーパーから買ってこられるものですが
なんだか「くさい!」。

開封する前にじーーーっと観察。

裏を見ると英字で成分が並んでいるが、
あたしゃ信じませーーん!

袋のマチの部分!そこーーっつ!ひっくり返してみろっ!


ほれっつ!

やっぱしー。。。












数年前までは、日本語表示のおかしなパッケージは
沢山ありました。はっきり変だと分かるもの。

日本語なんだけれど、ひらがながただ並んでたり、
あやしげな日本語が意味もなく書かれてたり。。。
食品のみならず、電化製品とかねぇ。

しかし最近は巧妙だこと~。

日本企業のお菓子もタイやらベトナムで生産したり
輸出用に表示を変えたりしてますから
まぎらわし~~。
スーパーのお菓子売り場の前で、ちっちゃ~い文字を
片っぱしからのぞき見して、あーたいへん。
老眼にはこたえるわ~

そーいえば思い出したぞ!

ミャンマーのスーパーで見かけた「ブ●ボン」のお菓子。
買いましたよ、買ったの。
・・・で、「おいしいぞ~」っと、
ミャンマー人に自慢したくて渡したのですが、
ホワイトチョコが中でどろどろになって半どけで、
包装のフィルムに全部くっついて、コーティングされているはずの
ビスケットが、丸裸で。。。。。

あたしゃ、意地になって、包装フィルムからビスケットになんとか
のせて食べようと思い格闘。
ミャンマー人スタッフには笑われ、彼らは中のビスケットだけ食べて
それでも「おいしいです!」と言ってくれたのが
よけい情けなかったことを思い出したぞ。

あまりにも顔をつぶされた思いで、ほんと~~~に丁寧に、
日本企業の将来を思って!と熱意いっぱいに企業宛に
メールでお便りを出したのでした。
暑い国では管理も難しいだろうから、輸出商品のセレクトは
したほうがよろし~~んじゃないでしょうかしら???っと。

…あれから半年以上、、、。
そーーーいえば何の音沙汰もない!!

なんじゃーー、ブ●ボンは老舗じゃないのかっ!

カンボジア、ミャンマーに来てまでも、日本のお菓子に
こだわるからこんなことになるのかしらねぇ。。。とほほ。









カンボジア限定?シャンコットンNewアイテム


カンボジアにも行き来を始めてかれこれ12年ぐらいになるかしら。。。
まだまだストリートチルドレンも道にあふれていたプノンペンに
早々とオープンしていたのが、スーパーマーケット「ラッキー」です。

当初こそ、地元のレストランやら、孤児院の食堂にお世話になって
おりましたが、アパート式の施設に滞在するようになってからは
このラッキーにどれだけお世話になったことか。

今では、バイヨンマーケットとか、色々スーパーも現れて
ラッキーではほんの少ししかなかった日本食品類も
プノンペンではいろいろと手に入るようになったようです。

ラッキー等で売られているものは、さほど質がよいとも
思えない上に種類が限られていて、日本で買うより高い。
それでも以前は、しゃーないなぁーと、毎回来るたびに
空港からまず立ち寄るのはラッキーマーケットへ、という
パターンでござました。

…が、センターができて生活するようになってからは、
スーパーで買うものは限られており、通常は地元の市場で購入。
ラッキーともあまりご縁もなくなってきて、
しばらく足を運んでませーん。

そんな折、ラッキーマーケットのテナントに店を出す、という
日本人の方から、ミャンマー縫製プロジェクトのアイテムを
出品しないかとお声掛けを頂いたとか♪

いぇ~い!、「あの!ラッキーに!!置いてもらえるっ!」
今となっては、「あの!」ラッキ~に、です。(とほほ)

しかも、リクエストは「ミャンマーの」手作り品で
ミャンマーを応援するプロジェクトのものを。。。と、
何とも嬉しい・・・というか、ほんとはここはカンボジアなので
少々変わった我々に、変わったご依頼ですけれど。

いやいや、どんな場所であれ、置いて下さるということは
有難いこと。しっかり対応させて頂くべく、
縫製チームとハギレを並べては、ああでもない、こうでもない、と
思案を繰り返して、シャンコットンの残り布でできる小物を
作ってみました~


カンボジアでブレイク!?タナカパウダ~

縫製プロジェクトのスポンサーNPO団体のメンバーが、
カンボジアにできた拠点に駐在して早2年目。

たくましき2名の日本人女性が、たくましきミャンマーの同居
女性チームに啓発されたかされないかは分かりませんが、
自分達も何かすべし!と、地元NGOと協働で、
アンテナショップ&日本語教室をオープン。

















地元カンボジアの人々に、笑顔とおもてなしと勤労精神を
体感してもらう事、日本語学習を通じた奉仕活動から、
地域を自分達で良くしていく心を育てていくコンセプトのお店。

その名も「セダナJAPAN」といいますが、訳すと「日本の志!」、
しかし、「セダナ」とはミャンマー語なのでありました。
カンボジア人には説明しなければ分からない店名ですが、
来店者数は、毎日20人~50人とのこと。

取り扱っているものはといえば、縫製チームの作品や、
日本の協力者からの寄付物品が主力、
プラス、子ども達が楽しみにしているのが、マヨネーズを
つけて焼いた食パン「マヨパン」だそうです。笑

実は、日本で修業したミャンマー人がオープンした寿司屋で
一番の人気はマヨネーズを使った寿司だというのを
どこかのニュースで聞いて、ミャンマー人にウケルものは
きっとカンボジア人にも!と端的に考えたところの提案を
そのまま受け入れてくれたものでした。

もう一つ、「タナカ」もミャンマー人があれだけ好むのだから
カンボジアでも流行らせるのじゃ!と、
ミャンマーから持ち帰った、タナカとチャウピン、
そしてタナカパウダー。

それが、タナカパウダーに関心が集まり
リピーターがいるとのこと♪
嬉しいですねぇ~~
このままブレイク!といけばいいですけれどねー。






タナカ・マイエンザ~

さて、東南アジアに戻ってきたら、そう! タナカですわ。

今回は、内輪でこのところはやっている「マイエンザ」を使って
タナカをやってみようと思います。

マイエンザの材料は、納豆、ヨーグルト、ドライイースト、という
3つの有用菌に、砂糖と水。それらを合わせて発酵させる
環境浄化液、ということで巷で知られているエコアイテムです。

台所やお風呂で大活躍し、汚れや臭いを消してくれるだけではなく
水や土壌など環境も良くしてくれるという素晴らしい発明品なのです。


自治体や学校などでも活用されているようですが、
家庭ユーザーとしては女性が中心。
台所で使っているうちに、肌の汚れまできれいになって
手がスベスベになること、そして食べ物からしか作られてないこと
等を理由に、お肌に使うマイエンザ美人?が続出、ということです。

我々としては、スリランカでミャンマー人学生の研修をやっている際
日本語を学ぶ課題として環境学習に採用したのがこのマイエンザ。
学生のために、現地でも手に入るもので可能な何かないか、
と探したのがきっかけですが、下水道整備もされていないアジアで
これは素晴らしい!という結果があちこちに現れて以降、
カンボジアのセンターでも活用しています。

支援参加をして下さった方たちから少しずつ日本にも伝わり、
我々の間では、逆輸入的に日本で紹介をはじめ、
「あらま~お肌が白くなってスベスベだわ♪」と、
内輪でフィーバーといったところでしょうか。

よーし、それなら「タナカマイエンザじゃ~~!」と、
カンボジアに帰るや否や、さっそく実験。

マイエンザは、発酵臭がしますし、高温多湿のアジアで保管は
なかなか難しい。結構な匂いがしてしまうので、これが苦手な人は
顔に塗るなどとんでもない!という感じでしょう。

私は歯磨きにまで使うので大丈夫。ふふふ。

生ごみ等、臭いところには、臭い?マイエンザでも効果テキメン!
マイエンザ臭などあっという間に無くなります。
しかし、タナカのチャウピン(台)の上ではマイエンザ臭は健在。

タナカを磨り始めてみましたが、いつものタナカの香りは当然
しません。。。そのうえ、マイエンザの匂いも消えません。。。とほほ。

しかし、なにっ!このソフトさは!!

石の上でも滑らかさが分かります。手に取ると、クリームを
混ぜて使っていた以上のクリーミーさです。やわらか~~♪
顔に付けるとあぁ~のびるのび~る。
おぉ、ソフトでいい感じ!クリームと混ぜるより良いワ。

残念なのは、タナカの匂いがしませーん。マイエンザの匂いも
10分ぐらいは気になりますなぁ。
ムラにもならず、乾いてぱりぱりもしません。

タナカを日本で使って、乾燥が気になる・・・という貴方!
これはいいですよ~保湿効果ありそう。




ミャンマー産のすぐれもの・雑貨編

酷暑の日本から涼しいカンボジアへ戻ってまいりました。
東南アジアでは、7月とえいば雨季の始まり。
日中も照りつける太陽を雲が覆い、気温はさほど上がらず、
1日数回雨が降るため風も涼しい。

朝夕のしのぎやすさは、現在の日本の比ではございません。
ちなみに、カンボジアやミャンマーの暑さピークは4-5月頃。

さて、今日は、ミャンマー産の優れものをご紹介します。
じゃーん。










はい、耳かきです。
ステンレス製の手作りっぽいこの耳かき。ミャンマー人の
家には必ずどこかにあるはずですが、これがなかなか、
店ではみかけることがない。

使い心地は、というと・・・、あたしゃやっぱり竹製のがいいなあ。
耳に入れた時の「冷たっ!」と、金属の感覚がお医者さんを
思い出すのでありました。

また、なんだか短くて持つところが小さくてコツがつかめません。
すべって落っことしそうでなんだかな~~、という感じですけれど
これが『すぐれもの』だと、今日初めてわかりました。

何だと思います?

答えは、ゴムやら紐を通すのに使っているのでした。。。笑
縫製チームのミシンの引き出しに常に入っている。
ミシン仕事しながら耳がかゆいんだろうか、と思いきや、
これでゴムを通すのです。

ミャンマーの普通の繊維製品は、まだまだゴムを通して
着用するようなものが多く、物は大事に最後まで直しながら
使ってます。この耳かき(?ゴム通し?)で紐を通したり
しながらやってるんでしょうなぁ。


日本製一番!・・・が崩れる日…

ミャンマー人は、「日本製品が一番!」と想ってくれている人は少なくなく、その思いは結構根強いものです。日本より一足もふた足も早く、ミャンマー進出をすすめ、ミャンマー市場を独占してきた中国や韓国製品ですが、あまりにもその質の悪さに、安いから仕方ないと思って我慢してきたミャンマー人は少なくありません。なので、日本製がよい、という想いは神話のように語り継がれてきているのですねぇ。

我々の今の印象では、中国製だろうが韓国製だろうが、さほど日本製と変わらない、それどころか、日本製を見つける方が難しく、どこで作られたことなどしったこっちゃない、という感じでしょうか。つまり、そんな悪くない、という印象でしょう。そりゃあ、品質第一のお国柄ですから、作らせるメーカーだって、作る方だって、そこそこ頑張ってそれなりのものを作ってきたのかもしれません。ユーザーもそこそこ満足する。

しかしながら、東南アジアで出回っているそれは、正直そりゃ~大変なものが多いです。その昔、いやそう遠くない昔、日本で「Made in "C"」というと、安くても誰もが避けていた頃の、あのレベルなのですね。ミャンマーでは、それでも他に選択肢がなかったり、背に腹は代えられず、という事情もあり、「そのレベル」は嫌というほど知らされている、といった印象です。

だからなおさら「日本製はいい!」となるわけでしょうなあ。「絶対裏切らないんだ」、と言われると、自分が作ったものじゃあないけれど、顔が赤くなることもあるぐらい。

そういうときは、寸分おかず、「そうね、昔の日本人はすごかったね、我々の先輩方を私も尊敬し感謝してるのよぉ~」と言って、遠回しに、「今はそんなことないのよ、ごめんね」と伝えてます。


今日は、ミャンマー人のW君と、電気屋をゆっくり見学できる時間があり、『Made in Japan』探しをしておりました。今では、「おぉ!あった、これ!日本製~」と、一つ一つ小さな字を眼鏡の下から覗き見して探さなければならない状況。

これはいいぞ!これはミャンマーで役立つかも!というグッズを見つけても、必ずといっていいほど「Made in "C"」なのでした。

W君のために、数年前に買ったソニーのウォークマン。そのころから、ミャンマー人にとっては、「アップル」は別格。それだけは、Made in "C"であろうが、とにかくスペシャルにステータスがある存在です。i-pod を意識しつつも、そこはあえて”Sony~Japan”にこだわり、「同じMade in "C"なら、日本の会社のものがいい」、と言ってくれたW君でした。

そう言われると買ってあげる方も、まんざらではない気分だったので、うまいことのせられたのかも知れないが。。。笑

しかしながら、スピーカーが内臓でないタイプだったため、音チェックでさえもイヤホンでいちいち聞かなければいけない。スピーカーがあったらなー、という場面に何度か出くわしてきていたところに、Sonyの「ウォークマン用ミニスピーカー」なるものをお店で発見。

おぉー、これはいいじゃないか。

W君も欲しそうであったけれど、『買わせたくない、でもあったら便利、いや、そういう事を言い出すといろいろ欲しくなるから良くない!、、、』という、言葉無き問答を繰り返しておりました。

結局、「やはりお願いします」、ということになり購入。2900円ぐらいの購入決定に30分ぐらいかけて決定しました。

戻るとすぐにパッケージを開け、ウキウキ顔で早速取り付けるW君。
なになに?簡単に装着するだけですぐに音楽が聴ける!ほぅ。

あれ?音出ないし。・・・?

何か設定があるのかな??

いろいろ試すもうんともすんとも言わない。もしかしたら、この型(Walkman)は古いから使えないタイプなのかもしれない、とチェックするも、しっかり装備可能な型。うーん。

もがいた挙句、Sonyに電話してチェックしてもらいましたが、「どうやら故障のようですね、、、」と。

「んなもん!故障じゃないでしょーが!不良品よ、不良品!今買ってきたのーーー!」。

「だいたいねぇ、SonyがMade in "C"で物を作ったりするからこんなことになるんだよ!信じられん!」、

と、電話に出たおねぇちゃんにアタリちらして切りました。
(ごめんね、おねぇちゃん、運がわるかったのよ。しっかり上司に愚痴りなさい。)

50年、60年たってもまだ動いている、丈夫で性能がよく、使う人を困らせない「Made in Japan」。そんな日本製品を大事に、こよなく愛し続けてきてくれているミャンマー人のみなさまよ。ごめんなさいね、もうそんなものは存在しないのかもしれません。

ああ、これから次々にミャンマーが開けていくとともに、今の日本製品がどんどんミャンマーに流れていき、次第に「日本製一番!」は、幻と消えていくのでしょうなぁ。

がっかりされるんだろうなぁ。だぁれも、Panasonic がいい、Sonyがいい、とは言わないだろうなぁ。韓流スターも推奨の、サム●ンの方がいいよなぁ。

「昔のあなたはそんなんじゃなかったわ!今のあなたなんてサイテー!」・・・と、恋人に呆れられ、お隣のサム君にとられちゃうような気分でしょうかねぇ。。。




極上タナカの使い心地&秘密兵器

ミャンマーのタナカ栽培地から産直!のタナカを手に入れ、毎日スリスリと"儀式"を行っております。なんせ、村の長、一押しのタナカですから、ありがた~く使わせて頂いております。

ミャンマー人の素晴らしいところは、人に物をあげる時には本当にいいものを譲るというところです。ここぞ、というときには、自分はさておき、自分にはもったいないから、といいものを差し上げてしまいます。日本人も同じような気質があるとは言われますが、損得勘定の頭が経済をリードする昨今、どうかなぁ~と思う事もしばしば。

近隣の東南アジアの国々では、外国人とあらば、地元の人たちの2~10倍もの値段を言いますし、理由をきけば、外国人だからこういう風に決まっている、と。堂々と言われると、あんたとは友達になりたくねぇ、と言われているようで、ま、はっきり正直だから、いいっちゃぁいいです。

本題に戻りますが、私のタナカは1か月もたたないうちに、樹皮の部分の4分の1ぐらいは減ってます。

・・・とはいえ、タナカは芯の方がよいとされていて、樹皮の部分をくるりと一回りなくなったら、ミャンマー人はそれを店に売りに行きます。パウダーなどの材料に使われるらいしですが、悪いから売るんじゃないんですね。よくてお金になるから、ということです。

じゃあ、パウダーはいいかっちゅーと、業者によるでしょうね。いい材料使って他のものと混ぜなきゃいいんですが。そこが同じミャンマー人でも商売となると別ということになっているようで。これも含めて日本人に似たところがあるのでしょうか。

質がよければ芯の方が柔らかくて良いので、ほんと~に最後の最後まで使え、1年以上十分もちます。私は個人的に樹皮のところがヒンヤリ清涼感が高いので、ミャンマー人に新しいものと交換してもらいます。互いに喜んでます。ちなみに樹皮の方が磨りやすく若干早くペーストができるような気がします。芯の方は若干固めで時間がかかる。しかし力を入れてゴリゴリやりすぎると、繊維が粗くなってボソボソする感じが強くなると思います。

ところで、
ミャンマー人直伝!?の秘密兵器、改造ペットボトル・タナカ専用水差しをご紹介しましょう。
・・・そんな大したものじゃないんですが、Goodアイデアです。

ペットボトルのキャップに穴をあけるだけですが、とっても便利なんですね。できるだけ安そうなボトルだとキャップも柔らかいようですが、しっかり頑丈なボトルはキャップも硬い!

写真のように、ぴゅ~っと水を出して少しずつ足しながら磨れるのです。

最初から沢山水を入れすぎると周りが水でビショビショになってしまいます。ちょっとずつ足しながらが上手にできる秘訣。そこでこのボトルが役立つってわけですね。


←が極上のタナカ、樹皮から芯の部分が多く含まっているのでクリーミーな感じです。



今日は、日本からサンプルでもらったSPAクリームというサラサラして気持ち良い付け心地のクリームを少々、タナカと混ぜてつけてみました。

タナカだけだと、よく刷り込んでカスを落とすぐらいまでなじませない限りは、昔の小麦粉パック(しってますぅ~?)のように、笑えない、ひび割れるーという感じがしますけれど、これならしっとり、スベスベです。タナカの白さ・黄色さ?がちょ~ど日本人の肌にいい感じです。

スマホは人気ですが…

今日のミャンマーニュースに、若者にスマホ大人気という記事が目に入りましたが、確かに電話もネットも使えるようになってきました。・・・が、ギリギリなんとかチャットならできる、という程度で、時には1日中メール1通に格闘しなければいけない日もあります。

そうはいえども、数年前を思えば奇跡のようなもので、初めて海外とスマホでチャットがつながった時には手を叩いて喜んだのも2年前の話です。

我々が使っている電話カード(SIM)は、800ドルぐらいしましたが、今では200ドル位で手に入る…、が、もう売ってませ~ん。来月から新しい種類のものが出るらしく、現在は売り切れ・販売ストップ状態。すごいなぁ。

店に行けば、電話屋さんは中国と韓国製品で9割以上占められているんじゃないんでしょうか。こんなんでいいのかなぁ。大丈夫ですか?日本企業。ミャンマー人の日本製品大好き度はアジア諸国の中でも断トツだと思うし、高くても買うよ、というミャンマー人は少なくないのに、ない!ない!日本製のものが!(怒)

仕方なく韓国製で妥協しアプリを入れようにも、これがまたなっかなかつながらない!1日かけて日本語入力キーボードのダウンロードを試みるも、タイムアウト~、お休みの時間です…。2日がかりでインストールできたと思いきや、この製品ではそのアプリは入れられませ~ん、とな。

スマホを買ってきても最低限使えるようになるまでの道のりが長いですが、その分つながった時の感動ったらありゃしません。

えっ?テザリングできないの?へ?店に持っていかないといけないの?なんで??

店にお願いしようものなら、ありゃま~~、何でこんなゲームやら訳の分からないソフトがいっぱいなの~~??店がこのゲーム入れて何かメリットあんの?コミッションもらってんの?んなことないでしょー。サービス?へ?いらんって!入れなくていいから…、もぉ!

…、とアプリを削除にこれまた半日。中をみてみりゃ、アンドロイドならぬミャンドロイドが入っていて、なんじゃこりゃ?

うーーん。若者に人気かぁ。みんな使い方わかってんのかなぁ。すごいなぁ。ゼロから一気にいっぱい見せられたら、そりゃぁそそられるでしょうなぁ…。昨日も、コリアン・ドラマについていけない、ミャンマー人には守るべき貞操があるのに…、と嘆いていたおばちゃん達が、自分の子どものことをえらい心配してました。お母さん、気ぃつけなはれ、スマホですよ、次は。


邪道?!タナカパウダー

ミャンマーには、タナカシリーズの製品も沢山売られています。
タナカファンデーション、タナカパウダー、タナカクリーム、タナカサンブロック…ect

残念ながら、ミャンマー国内のスーパー、市場の化粧品屋さんなどにあるこの手のものは、昔懐かしい香水のような匂いがプンプンで、顔にぬりたい気分にはなりません。

多くは固形のファンデーション風で、水を付けながら使うとか、パウダー状のものは水に溶かして使うとか。

身近なミャンマー人の女子達も、旅行などで仕方ない時には使うけれど顔にはあまりつけないとのこと。

そういえば、タナカの村の人が、細い枝の先とか、よくない部分はパウダーなんかに使われてる、といってたっけ…。

写真は、バガンという観光客がよく訪れる町にある「タナカ・ミュージアム」。ミュージアムというには小ぶりですが、個人所有の施設らしいです。諸外国の皆さんに我が国が誇る伝統のタナカを知っていただきたい!というオーナーの思いが伝わってきます。

昔の王朝時代に女王様が使っていたチャウピェン(石のすずり様台)やら、全国のタナカ種やら、これは希少だというタナカが展示してあります。どれをみても単なる木にしか見えませんが、違うんでしょうなぁ。磨ってみたい!

観光客目当ての店には観光客用の質だったり値段だったりしますが、ここにあるショップは良心的で、タナカも良さそうです。パウダー類も全て輸出用だそうで。ミャンマー人は質の良いものでもこうした製品は使わないから、だそうです。

よそでは買えません!と言いたいのかもしれませんが、似たり寄ったりの質の悪いものが出回りすぎて地元の人が分からないのかもしれないな。今後は需要があるんじゃないでしょうかね。もっと全国PRしたらいいのに。

こんなパウダーもありました。キメも細かく、それらしく舐めてみたりして、みんなで本物のタナカかどうか、いいものかどうかをチェック。おぉ、これはいい!という素人見解ですが、ミャンマー人女子もこういうものが普通にミャンマーに売られていたら使う人もいるだろうなぁ、でも、コピー製品がすぐに出て見分けられないから無理かなぁ、、、とつぶやいてました。

これらなら日本にもお土産で大丈夫かな。また、ボロボロ落ちて散らかったりムラになって「なんか顔についてるよ」と言われなくていいかしら。

でも…、やっぱし、私は王朝時代の王女さま同様、原木をチャウピェンでスリスリとそれっぽくやるのが楽しいのであった。

日本人愛好家 ~タナカを語る~(1)

タナカを使って2400年にもなるという(*ミャンマー・タナカ博物館資料~)ミャンマー人から聞いた現地情報と、タナカを使ってたったの十数年の私が伝授する、タナカの使い方。


【タナカ入手法:現地情報】
ミャンマーへ行って、そのあたり歩いているミャンマー人に聞けばどこのマーケットでも路上でも売ってます。

写真は、タナカの村から近くのパゴダ境内に並ぶ店の様子。

タナカ研究でニセモノが多いことをお知らせしましたが、買う際には、店の人に磨ってみてちょうだいと頼んでみる、ミャンマー人にこれはいいタナカかどうか聞いたらいいです。

匂いが違う、色が違う、見た目からして違う、と人によっては判断もいろいろでしょうけれど。

ちなみに、←の写真左上のように太い大きなタナカを並べているところでは要注意。
棚の真ん中あたりに並べられている太さ程度を目安に。

タナカ農家の話では、こんなに太く育てるには年数もかかり、めったにそういう売り方はしませ~ん、タマリンドーだよ~、と言ってました。



金額目安は4000~7000Kぐらい。タナカの近くの村では、もっと安いです。万が悪くふっかけられるようなことがなければ、です。

ミャンマーからタナカを輸出している会社はあり、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、韓国などにも出しているということですから、お土産のタナカをミャンマーから持ち出すのはおそらく問題ないと思われます。出国時にしかられてとり上げられたらすみません。
タナカを輸出している会社が紹介された記事(参考)Myanmar Times

日本に持ち帰ろうと思えば、植物検疫等の問題がありますので要注意ですな。

入手したタナカは、水につけ、たわし等で表面の汚れをよくおとし、一晩水につけた後、数日干すといいそうです。干すときは直射日光や冷房などの風に直接当たらないところで。。。


【タナカすずり石=チャウピェィン:入手法:現地情報】

タナカ同様、ミャンマーどこでもタナカを売っているところにはあります。嘘をつかれるか店の人も知らないか、ということがなければ、店の人に聞いて、石の方がほしいと聞いてみる。

きれいに大きさがそろっているものは型どりしたコンクリート製とも想像しますが、実際にコンクリートで作っているところはまだ見たことありません。

こちらも大きさによりけりでミニサイズなら500Kぐらいであるかもしれませんが、なかなか磨れませ~ん。こちらも数千チャットで売ってます。
お土産にと思う方、そこそこ磨れるサイズはかなりの重さがあることを覚悟してね。
他のお土産を我慢してもゲットしたいかどうか!?ですね。

こちらも、入手後は、しっかりたわし等でこすって、水に1番つけて洗ってくださいね。常に乾いた状態で。ミャンマー人も私も毎日使った後に洗ったりはしませんが、ちゃんと毎日洗う方がいいんでしょうかね。。衛生的には。


【使い方:現地情報】


用意するもの: タナカ、チャウピェィン(石の台)、水

おすすめ方法

1)タナカを水でぬらして湿らせる
 (ちょっと待つといい)

2)石も全体を湿らせる

3)ペットボトルの水を台の中央あたりに水たまりが
  できる程度にちょっとだけたらす




4)タナカを時計と反対周りに石の上でクルクルすべらせ
磨りながらペーストにする。結構力も入れますが、あまり入れすぎるときめが粗くなります。水は加減で足しながら。


<ミャンマー流ペイント派>

作ったタナカペーストを顔全体に伸ばし、しっかりなじませる。

よっぽど大きな石でたっぷり作らない限りは、何度も磨ってペーストを作ります。

指にタナカをとって、顔に好きなようにつけると乾いたら白くペイントのようになります。

少々たっぷり目に、なじませずペイントする感じ。





ミャンマー流はこんな感じ。

乾くと白くペイント風です。

アジアの湿気と暑さの下では気になりませんけれど、乾燥したところなら、干からびて顔がごわごわするでしょう。
















<ファンデーション> 

◎肌につけたら、水分がなくなり、パウダーを付けた時みたいに、サラサラになるまで、手のひらや指でなじませる。

※ちょっとでもタイミングがずれて、なじむ前に乾いたところは白くペイントがのこっちまいます。

◎私は乾燥肌なんで、水溶性のジェル状ローションと手のひらで混ぜて顔にぬりたくります。すると乾燥が防げ、白くのこることが少ないです。湿度の多い国にいる時は、ンなことしませんが。

※肌になじませていると、木の繊維や表皮部分はボロボロと落ちます。
  まわりが散らかりまくるので、洗面台でやってます。

※眉毛には積もります(笑)。乾かしてから指で落とすか水をちょっとつけてとる。

※きめこまかく磨れていたら、スクラブ気分でボロボロと落ちるのが気持ちい~い。

※服につくと白くなるので要注意。(水で洗えば簡単にとれる:私は気にしてない)


※樹皮の部分はゴツゴツして磨りづらいですが、私は一番清涼感があって好きです。中の方に比べてペーストは黄色っぽいです。

※樹皮を使うときは皮がボロボロと落ちますが、それも一緒に上手に磨りつぶして使ってます。ザラザラと固い樹皮も混ざっているので、時々痛い。



樹皮の部分がくるりと一回り終わってしまい、中の白い部分だけのタナカ。ペーストも白い。繊維が多い。






もらったばかりのタナカ、樹皮の部分のタナカ。こんなに色が違うけれど、肌につけたらほどほど白くはなる。
私は色黒なんでちょうどよい。

茶色の樹皮が磨っているうちにつぶれて、使った後のタナカが白く樹皮にのこるようになったら一番いい感じのタナカに!

ミャンマー人 ~タナカを語る~

ミャンマー人 ~タナカを語る~

ミャンマー人にとっては、あまりに身近なタナカだけに、自慢げにタナカはいいのよ♪と語るところは、こちらが聞きたいところになかなか届かない。
改めて聞かれてもピンとこないようですが、日常に使っているとあれこれ雑談の中でいろんな「言い伝え」もふくめて情報が得られます。下記は、太字がミャンマー人の意見、その下が筆者のコメントです。


※タナカをTryしてみたい人は、ご自身でご判断してくださいませ。


●(つけると)「涼しい」
 →暑いアジアで顔に水をつけたって涼しく感じるんじゃないかと思ったけれど、
   柑橘種の樹木のためか、たしかに清涼感あります。

●「肌が白くなる」(見える?)
 →朝つけて夜シャワーを浴びると白くなったように見えるのは、汚れが落ちた
   せいかもしれない。(タイの大学の研究では、メラニン色素を抑制する作用は
   あるそうですけれど…)

●「匂いがいい」(自然な樹木の香)
  →本当は白くなったりお化粧気分でつけているんだけれど、これは自然の匂いが
   すがすがしくて良いからつけてるのよ、と、恥ずかしがりのミャンマー人だから
   そういうのかもしれない。
   自然な香りで癒されますが、匂いがいいです!と強調するほどじゃない。

●「虫刺され、かぶれ、すり傷、ニキビ、シミなどにいい」
 →虫刺されのかゆみは止まりませんでしたが、ただれは早く回復、吹き出物には
   よかったなぁ。アセモでかゆくて寝られない~と言っていた日本人の
   来客に試してもらったら、よくねられたわぁ~、ということでした。

朝も、夜寝る時もつけて寝る
 →枕やシーツは粉が散らかって汚れますので要注意。

日焼け防止に顔・手・足に塗る
 →自分で実験中。

ニセモノが多い(タマリンド=赤っぽい)
 →ほんとです。ミャンマー人でも、買い物を頼むと、あぁ~ニセモノだった、
   ということがあります。害はありませんが、石で磨ると赤っぽく、タナカの
   "いい匂い"がしません。どっちかっつーと、樹木くさい。
   ひんやり清涼感もないです。
   

●石の台はコンクリートのものより 石を削って作るものがよい。
 →思ったより見分けが難しい。石は裏側がノミのようなもので削った跡が
    ある、という説もあるけれど、コンクリートで作ったものもそれ風に作って
   あったりする。石はツルツル目が細かいものもザラザラコンクリートみたい
   なものとあるけれど、いずれもタナカを磨った後のペーストが石は柔らかく
   細かい気がします。

細めで木目が詰んだ木が良質
 →…だそうです。目が粗いものは、顔に塗るとザラザラ感が強い。特に
   樹皮の部分を消費し終えて中の方を使うようになったとき、良質なものは
   クリーミーで肌触りがよい。

●肌に問題があって直したい時は、乾燥させたカイエー(花)の
 "やく(雄べの先)"と塩を少々混ぜる。
 →まだ試してません。カイエーの花はゲットしました!



タナカ研究(3) Thanakha



『タナカ絶滅!?』の仮説を立て、タナカの森と産地を救おう!!・・・と、はるばるやってきましたが、タナカの森…改め、タナカの畑で分かったことをまとめます。



<花>
・ジャスミンに似た小さな香しい白い花が1年に1度、3~4月頃に咲く。








<たね>
・花が咲いた後、5~6月頃、種ができ採取したらすぐ育苗。
(村では小さなビニール袋に田んぼの土を使っていた)
・苗は、1年ほどかけて6~10cm程に育ったら畑の土に移す。





<栽培>
・ほぼ放って置きっぱなし。ほとんど水やりなし。
・牛糞の肥やしをときど~き。無くてもいい。
・暑く乾燥した地に自生もするし栽培もする。
・1エーカーに3000本は植える。
・1本ずつとか、2本ずつとか、大体で・・・。
・花が出る時期のみ虫にやられるので花だけに殺虫剤をまく。
・タナカの間の空いた所でスイカなど作る。
(この村には良質の地下水が出る。この地域全体に豊かにある、ということではない。)

<伐採>
・苗からの場合7年ぐらいで業者が仕入れに来て伐採していく。
・根っこは残して切り、そこから自然に半永久的に自然に生えてくる。
・根を残してからは5年ぐらいで育つ。
・7年たっても2~2.5mそこそこ。
・葉っぱも花もちょろっとあるだけの枯れ木並木のようなタナカ畑。




・・・想像していた『タナカの森』は存在しなかったし、あんまり保全の必要もなさそうで、伸びても日陰にもならないけれど、水がない酷暑の地でもたくましく生えるタナカであった。

村人は5年に1度の収入を待ちながら豆など育て、のんびり平和そうだった。守るどころか、切りたてホヤホヤの本物♪極上タナカをいっぱい頂いてしまった。、







タナカ研究(2) Thanakha

タナカの森を見に行くぞーー!タナカの森を守ろう!…と、周りにいた数名を半強制的に参加させていざ出発!!!

…すると、すぐ目の前の若いお坊さんが、「あぁ~タナカぁ~?それなら私の実家を案内してあげるよぉ~」と言ったか言わないか、偶然にもタナカ産地のご出身で、なんと住職に許可を得て村に戻り案内して下さることになった。しかも我々はエアコン付のコンディションのよいワゴン車、お坊さんはバス乗り継いで夜に追いかけてきてくださる、と…。ありがたや~~。

ヤンゴンを出発して3時間程度でチャイトーに到着できるようになりました。道路が舗装されるまでは5-6時間はかかっていたと思いますが、あっとういう間です。チャイトーからネピドーまで4時間ぐらい、さらにバガンまでは5時間半ぐらいでしょうか。道路も車も快適になってきたとはいえ、さすがに頭がフラフラしてきます。いやいや、これごときでくたびれてはタナカの森は守れないのじゃ!

・・・さらにさらにバガンからサガイン管区モンユアへ4時間。おぉー暑くなってきたぞ~、クーラーもフル回転。のどがカラカラになるけれど、どうみてもトイレはなさそそうだし、いざって時の木陰は…っと、あぁ、この辺りは茂みになる緑も少ないんだった。ちょっと水分はがまんかなぁー。

注)実際には民家もあり、ミャンマー人は気軽にトイレを貸してくれますし、ガソリンスタンドも増えてます。

おぉ~、お坊さま~♪やっとたどり着いたか、タナカの村!えっ?お坊さん車にはお乗りにならないのですか?

えっ、、バイク…ですか?

あ、まだ先でしたか…。

さらに砂埃をまきちらしながら奥へ奥へと…。いよいよタナカに遭遇かぁ~♪


「あ~~あの石、タナカの石です」
ミャンマー人メンバーが指をさしたのがこれ。
でこぼこ道では、道路を直すための砂利や砂が所々に山になってます。

え?あの石なの?

…へー。

「セメントで固めて作るものは肌に良くない、石の方がいいです」

そうか。あの石か。

ドライバーに申し訳ないぐらい車の底を打ち、ボディーを傷つけほこりまみれにしながら30分。バイクがとまりました!
いぇ~い、タナカの森♪

え…??森? ン?

これ?

タナカの木はこれ??

あぁ~、森…じゃなかったんですか…。

(つづく)










タナカ研究(1) Thanakha

タナカ愛好家としてずっと疑問に思ってきたこと…、こんなに樹木を伐採してもい~んだろうか、という疑問。ミャンマーの開発・経済発展はめまぐるしく進行中。ほとんど得ることができなかったミャンマーニュースも毎日のように日本のミャンマー支援・進出を中心に流れてきます。

かつてヤンゴンから北に向かって車を走らせれば、ガタガタ道とジャングル状態が延々と続いていたピンマナーに、あれよあれよという間に首都ネピドーが作られました。あの森はどこへ消えてしまったのか、嘘のようにはげ山だらけになってしまい、でこぼこ道はコンクリートの国道に変わっています。今ではヤンゴンからマンダレーまでほぼノンストップで国道をぶっとばせ、8時間そこそこでついてしまうほど便利になりました。

某国が根こそぎミャンマーの資源をもって行っちゃった、と不満げなミャンマー人は少なくありませんが、開発と自然環境破壊は世界中どこの国でも見られる事で、こればかりはミャンマーだけを責められるものじゃありません。





(国道から見える風景)



これだけ民族が多種多様なミャンマーですが、全国どこでもタナカは使われているようで、ほっぺのくるくるペイントがミャンマー人の証のようなものです。隣国でも美容材料に利用されているようですが、ミャンマー人のような塗り方はしてない。ニセモノ(主にタマリンドの木)も多いですが、全国どこでもタナカが山積みされて売られてます。

大好きなミャンマーの伝統文化を悪くいいたくないけれど、こんなに木を伐採してたらますます自然環境破壊につながるんじゃないだろうか…、という疑問や後ろめたさがどーしても残ります。

一方、タナカの消費が減ってくる可能性もあります。開発と経済発展につきものなのが、生活や文化の劇的な変化。昔ながらの習慣や民間療法などが科学的でないと否定され、若者は恥ずかしいと言って捨て去ろうとするのも、きっとミャンマーに限ったことじゃあないでしょうね。

経済界ではミャンマーを"最後のフロンティア"と呼んでいるようですが、私は個人的に"人間らしく生きれる最後のユートピア"だと思っていましたので、非常に複雑な気分です。苦しい生活の人々には楽になってもらいたいと思いますしね。都市部を中心に若者の「タナカ離れ」も進んでます。

スーパーの美容関連品コーナーには、ばっちりコスメのおねぇちゃんがスタンバイし、テレビやDVDの芸能人はあっという間に色白に変わり、何人だかどこの国の番組だか分からなくなりました。大人気の韓国・中国ドラマにタナカを付けてる女優・俳優はおりませぬ。

貞操あるミャンマー人の美しさもタナカ美人もそのうち消えてなくなるんでしょうな。…ということは、自然環境破壊を思えばタナカ消費の減少は良いことなのかしらねぇ。しかし、タナカが育つ地区はミャンマーで最も過酷な暑さと雨量の少ない乾燥地帯と聞くし、タナカ産業で支えられてきた村の人たちはどうなるんだろうか…。いろんな憶測で疑問が疑問を呼びます。

何とかタナカ離れを防ぎ、タナカ産業を盛り立て、自然破壊がないよう植樹をしたらどうだろうか。ミャンマー最大の投資国タイではタナカの美容効果研究が進んでいますが、そんなことを知らぬミャンマー人はタナカからすっかり離れ、その素晴らしさが科学的に公認された折にはすでに遅し、海外企業にタナカをまたもや根こそぎ持って行かれてあとの祭りのようなことになってしまいはしないか!!

とうとう私の頭はこんなところまで仮説を展開して暴走。
よしっ!百聞は一見にしかず、タナカの村に行こう!

(つづく)


シャンプーハットの活用法


縫製プロジェクトと平行して、ミャンマーのヤンゴン郊外の小さな町や村で行ってきた活動に、「マーケット」があります。孤児院や物資が不足している村などに配布するためにNPOが全国から募集している支援物資に、「これは食うに食えない状況の人たちには必要ないでしょう」という物品が時々まぎれて届きます。それが積もり積もって倉庫の棚を占拠し始めたころ考案したのがこのマーケット活動です。

例えば、アクセサリーや下着、キャラクター文具や小物類、贈答品やアメニティーの類でも、豪華(?)セットや化粧品など。それに加えて数が配布世帯分に満たない必需品や、粗末すぎる状態のものなどもありました。

スタッフの家の前で店開きし、格安で贅沢品が買えるマーケットとしてスタートしたところ、なかなか好評で、縫製に使う部品や生地材料費の足しになるほどになりました。



こんなものがミャンマーの生活に役に立つのかなぁ・・・、と疑問に思うようなものもありますが、好奇心をそそるのか、昔ながらの日本製品(または日本からのもの=品質が良く長持ち)のイメージがあるのか、持って行ったものはマーケット数回のうちにとりあえず完売です。


なにより一番感心したのが「シャンプーハット」。
ミャンマーで水浴び(シャワーやお風呂は金持ちだけ)とくれば、川や井戸、水を貯めた水槽で、体に布きれ1枚巻いて、頭からジャブジャブやっている姿を思い出すし、清潔好きなミャンマー人が髪の毛を洗わずに寝ることがあるんだろうか、と最初は思いました。

雨季になると売れるんだそうです。←の写真はちょっと怪しげな雰囲気ですが、小雨の中外で作業したい時かぶるんですって。な~るほどねぇ…。

万能タナカ Thanaka

ミャンマーで大好きなものは色々ありますが、私としてはベスト5に入る日用品はこれ、「タナカ」です。これをカワイイという人もいれば、おばけみたいでなんじゃこりゃ、という人もいるでしょう。

こっぱずかしくてンなもん塗れるか!というあなた!!タナカはすごいんですよ。ミャンマー人が顔に塗り始めてから1000年以上の歴史があると言われていますが、色んな効能もあるんですよ。ひんやりして気持ちいいし。旅の恥はかき捨てともいいますし、チャンスがあればぜひとも一度つけてみてください。

日本でつけろとは言いません。(私は愛用してますが。。。)ミャンマーなど暑い国では、ロンジー、サンダルに続いて、これまた必需品ですってば。



この樹木片を硯のような石の上で水を使ってまさに硯で墨汁を作る要領で作りますが、クリーム色のペーストが出来上がります。

それを顔につけるのですが、おそらく皆さんは、ミャンマーに行ったことある方なら、または紹介写真やテレビ等で、こんな子ども達の顔をご覧になったことがあると思うのですが。


← こういうものです。

子どもの頃から女性ならおばあさんまで、男の子はニキビができる年齢ぐらいまでは使っているようです。

まず、つけるとひんやり気持ち良く、なんだか日焼けしない気分になる。ミャンマー人なら、虫刺されやケガ、肌荒れにもつけるし、夜寝るときにもつけます。顔だけじゃなく腕や首の後ろとか、どこでもつけてます。

ただ、服に付くと白くなってしまうのと(水で簡単に落ちます)、べったり塗るとひび割れた塗り壁のようにペリペリっと落ちてきます。

ちなみに、私の部屋やPCの周りにはタナカの粉があちこちに飛んでますので、気を付けないと大変です。ミャンマーに来た日本人に色々試してもらいましたが、見かけが嫌だと言い張る人以外は、つけて後悔した人はいません。肌が弱いとか、アトピーがある人も大丈夫どころか、かゆみが止まって涼しく寝られてよかったわ~と喜んでました。

これまた、ヤンゴンなどの都会では、だんだんつけない若者が増えているんですね。なんでかなぁ~。若者の常ですかね、どこか自分達の文化や習慣を恥ずかしがったり、捨てようとしたり、もったいないなぁ。。


タナカは、学名をHesperethusa crenulataというらしく、2012年タイで行われた薬学研究関係の国際会議で研究発表によると、それまでの研究でも、酸化防止やチロシナーゼ抑制(黒メラニンを抑えるとかで美白効果をうたう化粧品等に含まれている)、抗炎症性や抗菌効果もあることが分かっているということが書かれてあります。今回の研究発表では毒性が現れなかったことや、数々のお肌によいことの証明実験結果述べられているようですが、詳しくは原文が英文なのでご解読くださいませ。

【参考文献】
International Conference on Biological, Biomedical and Pharmaceutical Sciences (ICCEPS'2012) July 28-29, 2012 Pattaya (Thailand)
Effects of Hesperethusa Crenulata’s Bark Extract on Production of Pro-Collagen Type I and Inhibition of MMP-1 in Fibroblasts Irradiated UVB

ミャンマーサンダルが美しいわけ















おしゃれで可愛いパンネッ(サンダル)はミャンマー人の生活には欠かせないアイテムの一つ。ミャンマーに暮らす人なら、持っていない人はいないでしょうし、サンダル以外の履物を持っていない人もほとんどではないでしょうか。

雨季にはビニール製、乾季には布製と履き分けたり、ちょっと割高の皮製なら年中履けて長持ちする、とか、ゴムとスポンジの底によって滑りやすさも違ったり、古タイヤで作った草履もあったりして、ミャンマー人の話を聞くと、沢山揃えたくなります。

年間どれほど生産されているんだろうと思うぐらい国内あちこちどこででも手に入るサンダル。大きな工場で大量生産されていると思ったら大間違いです。

ほとんどが手作りなのですよ。サンダルに限らず、ミャンマー製のものは手作りのものがほとんどです。ただ、ミャンマーで買い物すると、安くて見栄えのするものは、お隣のタイ、中国といった国からの輸入品が多く、その種類も数も年々増えています。


ミャンマーの民主化は誰のためのものなのか、と思うこと近頃多くなってきました。自由や生活の安心はミャンマー人に得てもらいたいものです。ミャンマー人の人柄、国の資源や文化、そして手作りの良さ、どれも失ってもらいたくないものです。得ることには長い年月がかかっても、失うのは瞬く間であることは、人間には止めることができないものなのでしょうかね。






私たちがご縁のあるサンダル会社の内職を請け負ている所で、手作りする様子を見せてもらった時の様子です。

ここは、サンダルの会社がこの村に住む家や仕事場、食事を提供してくれているそうです。とはいえ、立派な社宅ということではありませんが、そこそこの安定収入があり、みんな安心して働けている様子です。

また、従業員全員が全工程を手作りできるように訓練をしているそうで、7人で2日かけて50足が作れるとか。誰かが休んでも他の全員で仕上げることができるということです。

検品や袋詰めは会社の事務所倉庫で行っていますが、会社の従業員も同じように会社敷地内に竹と木で作った簡易住宅があり、そこでみんな生活している様子でした。従業員の家族らしき子供たちも門の開け閉めや掃除など手伝いをしていました。









会社や内職さんのお話を元に、失礼ながら計算してみるに、とても儲かっているように思えない会社ですが、ミャンマーの若い人たちが手に職を付けられ、働いて安定収入があること、生活する場があり会社としても職員の管理をしやすく家族ぐるみで面倒をみる・・・、なんだか一昔前の日本社会に似たところがあるんですね。思わず、「私はロンジーにサンダル履きのミャンマー人が大好きだ!」と、内職さんに大声で伝えて笑われてしまいましたが、いや、ほんとに、素敵な文化だと思うのです。